
今回は、「当たり前に考えていたこと」「無意識に行っていたこと」など、今まで生きていたなかで思考の偏りを疑ってみることで、もっと選択肢を増やせたり、実は間違っていた方向を変えられるようにシフトするなどお伝えできればと思います。
「なんであの人はそんな決断をしたんだろう?」
「どうして私はいつも同じ失敗をするんだろう?」
その裏には、“無意識の思い込み=バイアス”が潜んでいるかもしれません。
人は1日に数千回の判断をしていると言われています。
しかし、そのほとんどは「直感」や「過去の経験」に基づいており、
冷静な論理よりも“思い込み”に左右されてしまうのです。

今自分達が考えていることもバイアスの影響かもしれませんね・・・🫣
🔍 バイアスとは?
バイアスとは、物事を正しく判断することを妨げる「思考の偏り」のこと。
心理学的には「認知バイアス」と呼ばれ、誰にでも起こる自然な現象です。
バイアスがあることで、私たちは素早く判断できるという利点もありますが、
一方で「誤解」「不公平」「ミスジャッジ」などを生む原因にもなります。
💡 よくある認知バイアスの種類と具体例
ここでは、日常やビジネスで特に影響しやすい代表的なバイアスを紹介します。
① 確証バイアス(Confirmation Bias)
自分の信じたい情報だけを集める・信じる傾向。
② アンカリング効果(Anchoring Effect)
最初に見た情報が基準になり、判断を左右される現象。
③ ハロー効果(Halo Effect)
一部の印象が全体の評価を左右するバイアス。
④ 現状維持バイアス(Status Quo Bias)
変化を避け、今のままでいたいと感じる傾向。
⑤ 正常性バイアス(Normalcy Bias)
異常な事態でも「大丈夫」と思い込む心理。
⑥ サンクコスト効果(Sunk Cost Fallacy)
「ここまでやったんだから、やめられない」と思ってしまう心理。
⑦ 集団同調バイアス(Groupthink)
周囲に合わせて、正しい判断ができなくなる現象。

気づくことができたら、考え方が変わって最適解がわかってくるかもしれないね!
こちらから対策具体例をお伝えしていきます。
① 確証バイアス(Confirmation Bias)
自分の信じたい情報だけを集める・信じる傾向。
🧩対策:
意識的に「反対意見」や「別の立場の情報」も集める。
「もし自分が間違っているとしたら?」と自問してみる。
🔸例:
- 「やっぱりA社の商品が一番!」と思い込んでいると、それを裏付けるレビューばかり探してしまう。
⇒他にもっといい商品があっても物がしてしまうなど機会損失になってしまう。
対策例🧩A社の反対意見を見て見ぬふりをしない。B社、C社のレビューも見てみる。
- 会議で自分の意見を支持する発言にはうなずくが、反対意見は「間違っている」と無視してしまう。
⇒この「反対意見があることによって改善できる物事」「反対意見の方が最適解」という可能性が見えなくなってしまう。
対策例🧩反対意見の視点から物事を見てから判断する。どちらの目線でもメリット・デメリットを加味して考える。
- 数字の4ばっかり見える。今日は何か嫌なことが起こるのかなと、”何も因果関係がない”のに考えて実際小さなことでも嫌なことがあると「やっぱりね」とジンクスをつくってしまう。
⇒何も因果関係がないのにただの偶然で不安から行動制限されてしまう。
対策例🧩実は確率が低いことを認識する。因果関係を考えて、ひとつひとつないことに納得する。
② アンカリング効果(Anchoring Effect)
最初に見た情報が基準になり、判断を左右される現象。
🧩対策:
「最初の情報に影響されすぎていないか?」を確認する。
複数の”データ”や”相場”を見比べて判断する。
🔸例:
- 最初に「定価10万円→今なら5万円!」と見せられると、実際は高くても「お得!」と感じる。
⇒ブランド商品ではないとして原価は実際5000円の可能性もある。
対策例🧩商流、相場を調べて単価からの価値を考えてみる。
- 最初の見積もりが高いと、その後の提案が安く見える。
⇒ハードルが高かったのが、価格が下がることによってハードルも下がってくる錯覚に陥ってしまう。車などでも車体の価格200万円を見ると1万円のオプションが小さく見えてしまう。
対策例🧩普段1万円でどれほどの労力を使っているか考える。オプションが本当に必要か情報を見てみる。

③ ハロー効果(Halo Effect)
一部の印象が全体の評価を左右するバイアス。
🧩対策:
一つの要素に引っ張られず、具体的な実績・データを見る。
🔸例:
- 「有名企業出身だから優秀に違いない」
⇒有名企業だからといって仕事の質が高いとは限らない。親のコネで入っていたり、勉強はできるけど仕事はできない場合もある。
対策例🧩その人の実績を確認してみる。接触して雑談などの会話から考え方を聞いてみる。
- 「見た目が清潔だから信頼できる」
⇒「清潔」「お高い服を着ている」ことによって見えるのは、「自分の努力のたまものか」はたまた「ぼったくりにより儲けたものか」の見分けがわからなくなっている。
対策例🧩どのような実績からお高い服を身に付けられているのかを考える。
- 「あの人が言うなら間違いない」
⇒100%間違えない人はいない。鵜呑みにしてしまい間違いに気づけなくなる。
対策例🧩あの人の視点だけでなく、他の角度から見て考えてみる。
④ 現状維持バイアス(Status Quo Bias)
変化を避け、今のままでいたいと感じる傾向。
🧩対策:
「何もしないことのリスク」にも目を向ける。
“変わらないこと”も選択の一つと自覚する。
🔸例:
- 仕事のやり方を変えた方がいいと分かっていても、「面倒だし、今のままでいいや」と思ってしまう。
⇒ITを取り入れた方がラクになるし効率的なのにアナログでしか進めず生産性が上がらなくなる。
対策例🧩やり方を変えて成功してラクになった自分を想像してモチベーションを上げる。分かっていてハードルが上がっているなら少しずつ進めてみる。
- 新しいツール導入を「リスクがありそう」と拒否してしまう。
⇒逆に時代に乗れずまわりに置いてかれるリスクもあることが理解できなくなる。
対策例🧩失敗することも加味して思い切る。時代の流れを見て見ぬふりをしない。
失敗に関してはこちらもご覧ください。
⑤ 正常性バイアス(Normalcy Bias)
異常な事態でも「大丈夫」と思い込む心理。
🧩対策:
冷静に「データ」や「他人の意見」を取り入れる。
“あり得ないこと”を想定する訓練をする。
🔸例:
- 地震が起きても「このくらいなら平気」と避難しない。
⇒避難することのよって回避できたこともできなくなる。
対策例🧩今までの被災から学んだことをわすれない。日頃から防犯グッズを意識してみる。
- 経営が傾いても「そのうち持ち直す」と根拠なく楽観視。
⇒致命的なのに「見たくないものだから」と見ないように現実逃避すると後戻りできなくなる可能性もある。
対策例🧩最悪の状態を想像する。マインドではなく数字から状況を見て考える。
⑥ サンクコスト効果(Sunk Cost Fallacy)
「ここまでやったんだから、やめられない」と思ってしまう心理。
🧩対策:
「これから得られるメリット」で判断する。
“過去の努力”ではなく“未来の価値”を基準に。
🔸例:
- すでに多額の投資をしたプロジェクトを、失敗が見えていてもやめられない。
⇒絶対に今、止めておいた方が痛手は少なくすむのにまわりが見えなくなる。
対策例🧩とにかく落ち着いて深呼吸する。俯瞰して物事を考える時間をつくる。
- 行列に並び続けて「もう少しだから」と後戻りできない。
⇒他にも早く入れていいカフェがあるのにとどまって有意義な時間をつくる機械が減る。
対策例🧩並ぶことでどのくらい時間を使うか、その時間でどれほど他に有意義な時間を遣えるかを考えてみる。
⑦ 集団同調バイアス(Groupthink)
周囲に合わせて、正しい判断ができなくなる現象。
🧩対策:
あえて「反対意見役(デビルズアドボケイト)」を設ける。
チーム内で“安心して異論を言える雰囲気”を作る。
🔸例:
- 会議で誰も反対していないから、なんとなく賛成してしまう。
⇒本当は自分の反対意見が最適解の可能性があるのに言えない。
対策例🧩あえて「反対だったらどうなるかデメリットを考えてみましょうか」とデメリットを考える提案をしておいてメリットと全体像を考えてもらう機会をつくる。
- 上司の意見に異を唱えづらく、「まあいいか」と流される。
⇒実は方向転換する転機がきてるのにそのまま衰退してしまう可能性がある。
対策例🧩他の上司に意見を聞いてもらう。自分で考える仕事のやり方を認めてもらう環境に身を置く。
🌱 バイアスを知ることで得られる3つのメリット
メリットを知ると、バイアスに気づくことの必要性がわかるので、ぜひ読んでみてくださいませ。

なんかうまくいかないと思ってたけどバイアスの間の性があったんだね!
判断の精度が上がる
思い込みに気づくことで、冷静で論理的な判断ができる。
どのようなバイアスでも気づくことができると
●危険から回避できる
●いい方へ方向転換できる
●改善、修正できる
機会が増えて、仕事でもプライベートでも自分軸で最適解を選べる、選択肢が出てきます。
また、これまでの潜在意識より当たり前に行っていた物事を見直すきっかけにもなりますので、まず「本当にこれでいいのか」と考えるきっかけにしてみてくださいませ。
人間関係の誤解が減る
相手の行動も「バイアスの影響かも」と捉えられるようになる。
自分と相手に対する見方は違うと思います。
本当は相手側は私のために起こしている行動かもしれないのに、
「あの人自分のことばかり考えてる」
という考え方にはまってしまってはわずらわしくなってしまいます。
誤解だったと理解できれば、こちらも相手のために行動しようと円滑になりますよね。

創造的な発想が生まれる
固定観念に気づくと、新しい視点を受け入れやすくなる。
現状維持でいたい、いちいち変更していたら面倒。そう考えていると成長機会が失われてしまいます。せっかくの成長機会を見て見ぬふりしていると生産性が上がらなくなってしまう。
新しいITシステム、新しい体制。進化できる機会はたくさんあるので、色々なバイアスを疑って新しい視点から物事を見ることで選択肢を増やせたり新しいアイデアが生まれる。
✨まとめ
バイアスは「悪いもの」ではありません。
むしろ、私たちが限られた情報の中で生きるための自然な仕組みです。
🔍 バイアスとは?
💡 よくある認知バイアスの種類と具体例
- ① 確証バイアス(Confirmation Bias)
- ② アンカリング効果(Anchoring Effect)
- ③ ハロー効果(Halo Effect)
- ④ 現状維持バイアス(Status Quo Bias)
- ⑤ 正常性バイアス(Normalcy Bias)
- ⑥ サンクコスト効果(Sunk Cost Fallacy)
- ⑦ 集団同調バイアス(Groupthink)
🌱 バイアスを知ることで得られる3つのメリット
- 判断の精度が上がる
- 人間関係の誤解が減る
- 創造的な発想が生まれる
大切なのは、
「私は今、どんなバイアスに影響されているだろう?」
と気づけること。
気づく力こそが、より賢く、より柔軟に生きるための第一歩になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!




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