
今回は、「幸せホルモン」や「やる気が出る」と言われている脳内物質を知ることによって幸福度やパフォーマンスが上がるようお伝えできればと思います。
「なんだか最近、頑張っているのに満たされない」「やる気が出ないけど、原因がわからない」—こんな気持ちを抱えていませんか?
それは、あなたの脳内で分泌される“物質”のバランスが影響しているかもしれません。
この記事では、“幸せホルモン”と言われるドーパミン/セロトニン/エンドルフィンなどがどんな働きをしているのか、そしてそれらをコントロールする習慣を取り入れることで、仕事も日常ももっと充実させる具体策をお伝えします。

幸せホルモン?どうしたら自分の幸福につながるんだろうか?🤔
当たり前のように言われている食生活、運動、睡眠。聞き飽きたかと思いますが生活習慣は本当に大切だからどの情報でも言われているのです。
今回はその生活の中で、何がやる気に繋がるのかお伝えできればと思います。
⚫興奮状態でパフォーマンスを上げる
⚫落ち着かせる事でパフォーマンスを上げる
どちらもバランスが大事な働きがあります。
モチベーションを刺激する「興奮系物質」
何にでもバランスが大事です。少なくても良くないし、多くてもただ意味がなくなってしまうものだったり。
ただ、バランスよく分泌させることができるとメンタルに対してもいいかと思います。
興奮状態って色々ありますよね。
・スポーツ観戦をしていて、選手が点を取れるか応援をして興奮している時。
・スポーツ選手が点を取って喜びのあまり興奮している時。
・ねこ様が自分や子供の身の危険を感じて興奮して威嚇している時。
様々な状況でも興奮する時がありますが、その状態から仕事のパフォーマンスが上がることもあります。
ビジネスでも、「ドーパミンによる快な商品」「ノルアドレナリンによる不快を取り除く」ための物やサービスなどがあります。
・快による商品やサービスでは
カラオケ、美味しい物などの
・不快を取り除くための商品やサービスでは
整体、メンタルヘルスなど
どちらも大切ですが、目的に合わせて自分がやりたい仕事を見つけてみてくださいませ。

ドーパミンで「達成感」を得る
報酬を受けると嬉しくて幸せな気持ちになりますよね。そこで分泌されるのがドーパミンです。
ドーパミンが出ると更に成果を出そうとやる気が出てきます。
ただ、報酬を受けるって言っても常に他人軸になるんじゃないのか?と。
どうすれば自分軸でドーパミンがでるのか🤔。
目標を達成させる事で自分に報酬をあげることができます。
目標を達成させやすい立て方はこちらもご覧ください。
ただ、簡単すぎると達成感ってあまり感じられなくなってしまいます。
ゲームでも、淡々とクリアできるものは最初は楽しいかもしれませんが、段々と退屈になってしまうし、難易度が高すぎると勝てる気がしなさすぎて諦めたくなる。
まあクリアできてるからいいって思う方もいるかもしれませんが、「ちょっと今の自分より難易度高いかも」って思って頑張った時にクリアできると達成感がハンパないかと思います。
目標を達成させることができたら自分を褒めてあげてくださいませ。
また、運動をすることでドーパミンが出てきます。ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動、筋トレなどの無酸素運動。当たり前のように言われていますがそこで得る清々しい気分は幸せを感じることができます。
食事からドーパミンを出しやすくする方法もあります。
ドーパミンが出しやすくなる食べ物🍚
- 肉
- 牛乳
- アーモンド
- ピーナッツなど
その組み合わせで必要な食べ物
- マグロ
- カツオ
- サケ
- バナナなど
しかし、ドーパミンには依存性を高める可能性もあります。
パチンコなどで当たったらドーパミンやアドレナリンが出て興奮状態になり、この楽しい気持ちをもっと!もっと!ってなってしまいやすいので注意していただければと思います。
闘争力と逃走力!ノルアドレナリン・アドレナリンの適切な活用
分布する割合が多いのは
ノルアドレナリン⇒脳へ
アドレナリン⇒臓器や筋肉
〇ノルアドレナリン
ノルアドレナリンは、不快を感じさせるのですが、ストレスを感じるのは危機を感じている危機管理能力が高いということ。
もちろん、不快を感じるって良くない物質なんじゃないの?って思いますよね。ただ、不快でストレスが続くと心にとっても良くない状態になりますが、無いと危機を感じにくくなって逃走することができなくなってしまいます。
私は虫が苦手で、家に入って来たら恐怖を感じます。自然界で生態系にも大切な虫ではありますが苦手なものは苦手です。逃げたいけど自分の家。。。
「そのままにしておくわけにもいかない!」「いやすぎる!」このストレス状態が続くと「覚醒」し虫と闘っています。
また、ノルアドレナリンには集中力を上げる働きあります。
その典型例が納期です。
- 夏休み終盤で終わっていない宿題をやる時
- 来週までに終わらせないといけない納品物
- 明日までにやらないといけない指図書の作成
基本的には義務ではなく、「やりたい!」って思いから仕事を取り組んていただく方が幸福感が得られます。この「納期までに!!」って思いは不快ではありますが、集中して終わらせる原動力にもなるわけです。
〇アドレナリン
アドレナリンも逃走と闘争のホルモン物質です。
火事場のばか力って危機を感じることによって本来持っている力を最大限にし、能力を覚醒させることができるほどスゴい力です。
✔アドレナリンが適量に分泌されると
筋力と集中力がアップして自分本来の実力を発揮することができます。
✔アドレナリンが過剰に分泌されると
カッとなって頭が真っ白になってしまいます。
ノルアドレナリンもアドレナリンもストレスホルモンの一種です。
仕事で必要な時にパフォーマンスを上げてくれることがありますが、ずっと緊張感が続くのはメンタルにもよくありません。リラックスする時間をちゃんと設けるなどバランスを調整していただければと思います。
脳を落ち着かせて幸福感もヒラメキ力もアップ!
脳を落ち着かせると幸福感が得られることや、ヒラメキ力をアップさせることができます。
仕事でもプライベートでも充実した時間を過ごしたいですよね。
どの脳内物質をコントロールしたらいいのか、お伝えできればと思います。

このつまらないと感じてしまう時間をどうにかせねば!!
穏やかな幸せを感じるセロトニン
セロトニンは、先ほどの興奮状態とは違い心を落ち着かせて穏やかな幸せを感じることができます。
セロトニンが不足すると
⚫何もしたくない
⚫動きたくない
⚫イライラする
⚫落ち着かない
と、やる気がなくなってしまいます。
セロトニンを増やすには?
- 朝日を浴びる
- リズム運動をする
- 感動する映画をみる
〇朝日を浴びる
朝日を浴びるって気持ち的にも清々しい気持ちになれますし、生物学的にも生成されるしと良いことばかりです。また、朝日を浴びることで体内時計がリセットされるので睡眠の質もよくなるとされています。
〇リズム運動をする
リズム運動は脳のを刺激することができ、メンタル強化にも繋がります。短いと効果がないし長すぎると神経が疲れてしまうと言われていて、15分~30分が最適と言われています。ウォーキング、ジョギング、階段登りスクワットなど簡単なものからできますので続けてみてください。
〇感動する映画を観て涙を流す
映画で感動して涙を流している時、前頭前野の血流よくなりセロトニン神経が活性化します。実際に涙を流すことで、副交感神経を優位にさせリラックス効果が期待できるのです。涙を流してスッキリした気分を感じ、癒されてくださいませ。
また、セロトニンは食べ物も積極的に意識していただければと思います。
セロトニンは、必須アミノ酸である「トリプトファン」と合成に必要な「ビタミンB6」から主に作られます。
トリプトファン意識した食べ物
- 肉
- 大豆
- 米
- 乳製品などなど
ビタミンB6を意識した食べ物
- 牛、豚、鶏肉のレバー
- 魚の赤身
- ピスタチオ
- ゴマ
- ナッツ類
- バナナ
- にんにくなどなど
規則正しい生活をするだけでこんなにもセロトニンの効果が期待できるわけです。

アセチルコリンでヒラメキ力up!
やる気が出ないと何もしたくないですよね。
でも、やる気が出ないけどとりあえずやってみることでやる気に繋がる。やるって無理矢理決めなくても、やろうとしていた物事に触れてみる。
そうするとアセチルコリンが分泌され、流れに乗って行きやすくなります。
また、アセチルコリンにはヒラメキ力を高める効果が期待されています。
アセチルコリンの分泌
⇒海馬からシータ波
⇒記憶力・発想力のアップ
に繋がっていきます。
シータ波を出すには?
- 昼寝をする
- 好奇心を刺激する
- 外出する
- 座ったままでも手足を動かす
などの方法があります。
私の憧れている人の一人「デヴィ夫人」は、番組を通してさまざまな新しい挑戦をしていて若々しいイメージがあります。
それは、アセチルコリンの分泌によるものかもしれません。
時間帯によって仕事内容を変える
●午前
論理的で決断力が必要な仕事
●午後
創造力と想像力が必要な仕事
午後は、論理的思考が緩くなるので逆にヒラメキ力が高まりやすくなります。

ヒラメキ力は、思考の歪みである「べき思考をやめる」ことで発揮されます。
型にハマってしまうと発想に制御がかかってしまいます。現実的ではなくても楽しみながら考えられるとヒラメキ力が高まるのかもしれません。
ストレス解消物質エンドルフィン
エンドルフィンには、脳を休め集中力、記憶力、創造力など多くの脳機能を高めてくれます。
マインドフルネスを行うと、睡眠の質も高まるし、朝は集中力も高まるので有名な実業家なども実践されていますよね。
癒し効果のあるエンドルフィンを出すには、
癒し効果のあるエンドルフィンを出すには
- クラシックを聴く
- 自然を感じる場所に行く
- 美味しい物を食べる
- アロマの香りを楽しむ
- マインドフルネスを行う
エンドルフィンには仕事やプライベートでも充実させる力を持っています。
好きな事をしている時、集中しすぎて時間の感覚が無くこんな時間?!ってなる時ありませんか?
ゲームをしている時、カラオケで歌っている時など。仕事でも、好きなことをして集中していると時間が過ぎるのが早いのですが、つまらない仕事をしている時は常に時計を見てまだこんな時間なのかと思ったことが多々あります。
このように、好きなことに集中している時の方が充実しながらも生産性に繋がります。
ぜひ自分が楽しいと思いながら、捉え方なども踏まえて時間の使い方をいい方向へ進めていってくださいませ。
まとめ
脳内物質を知る事で、プライベートでも仕事でも幸せと思える時間を過ごせるかと思います。
興奮状態になる脳内物質では
- ドーパミン
- ノルアドレナリン
- アドレナリン
脳を落ち着かせて幸福感もヒラメキ力もアップさせるには
- セロトニン
- アセチルコリン
- エンドルフィン
どちらもバランスが大事な脳内物質です。
過剰に出すことも不足にすることもなくコントロールしながら使い分けてくださいませ。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!




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